愛犬にヨーグルトあげたことありますか?
この記事を見ている飼い主さんは、「愛犬が欲しがるんだけど、あげていいのかな?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
結論、ヨーグルトは犬が食べても大丈夫!
与え方さえ間違わなければ、体の健康維持にも役立つ食材です!
この記事では、犬のヨーグルトを与えるメリットや効果、市販のヨーグルトをあげてもいいの?を解説していきます!
犬にヨーグルトを与えるメリット
カロリー | 56kcal/100g | おやつの位置づけのため、1日の必要カロリーの 10%以内におさめるのが良い。 |
---|---|---|
水分 | 87.7g | 水分量も多いので水分補給としても優秀 |
たんぱく質 | 3.6g | 乳酸菌が発酵することで作られるため、 たんぱく質・脂質が吸収しやすい。 |
脂質 | 3.0g | |
ビタミン | B1・B2 | 水溶性のビタミンB群は過剰摂取になることはほぼない。 ビタミンB1:糖質の代謝 不足すると中枢神経機能に障害がでる ビタミンB2:脂質の代謝や皮膚被毛の健康維持 ビフィズス菌と一緒に摂ると悪玉菌を抑制する |
引用元:文部科学省日本食品標準成分表2020年版(八訂)
参考文献:愛犬のためのホリスティック食材辞典 増補改訂版
参考文献:犬と猫の栄養学第2版
ヨーグルトには良質な「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「ビタミンB1」「ビタミンB2」「カルシウム」が豊富に含まれている、優秀な食材の一つです。
腸内環境の改善⇒毛づや・下痢便秘にも効果的
ヨーグルトには皆さんご存知の通り、乳酸菌やビフィズス菌が含まれており、「善玉菌」が腸内環境を整えてくれます。
また、「ビタミンB1」「ビタミンB2」が多く含まれており、水溶性ビタミンで尿中に排出されるので、過剰摂取になることはほぼありません。
さらに、ビタミンB2はビフィズス菌との相性がとてもよく、併せて摂取すると悪玉菌の抑制にも効果があり、下痢や便秘・毛づやの改善にも効果が期待できます。
免疫力の向上
「ヨーグルト=免疫力UP」と頭の隅に記憶のあった方もいるのではないでしょうか?
でもなぜ免疫力UPするか知っている方は少ないのでは…。
腸の中には病原菌を食べてくれたり、病原菌を弱らせる「免疫細胞」と呼ばれる菌がいます。しかも、この免疫細胞の7割は腸内にいると言われています。(※1)
そこでヨーグルトに含まれる善玉菌で腸内環境を整えることで、この「免疫細胞」が活性化して、一生懸命働く=免疫力向上につながっているのです!
(※1)引用元:やさしいLPS
涙やけに体内からアプローチ
涙やけの一つの原因に「腸内環境の改善が涙やけに効果がある」という論文が出ています。
論文の結論を簡単にまとめると、「涙やけは腸内環境を整えることで改善する可能性があり、短鎖脂肪酸の増加が重要」という内容です。
涙やけに腸内環境が関係しているのではないかとの仮説を立て、便のpHを測定したところ、フードA給餌期間中に比べフードB給餌期間中の便のpHは低値を示した。さらに便中の総短鎖脂肪酸濃度を測定したところ、フードA給餌期間中に比べフードB給餌期間中の総短鎖脂肪酸濃度は高値となった。便のpHの低下は短鎖脂肪酸によることが示唆された。以上の結果から、涙やけを改善したフードBの給餌により、腸内環境が改善される可能性が示唆された。
引用元:ペット栄養学会誌 ドックフードの変更によりイヌの涙やけ改善が認められた一例,2019 年 22 巻 2 号 p. 95-100,
便のpH値を下げることで涙やけの改善傾向がみられた。
pH値を下げるためには、『短鎖脂肪酸』を増やすことが重要である、と述べられています。
短鎖脂肪酸は腸内細菌が大腸でオリゴ糖などの水溶性食物繊維をエサにして分解の過程で作り出す代謝物質のことを言います。(※2)
そのため善玉菌を増やしてくれるヨーグルトと水溶性食物繊維を一緒に摂取することで、短鎖脂肪酸を増やすことができ、結果涙やけにも効果があるようです。
ただし与えるヨーグルトの種類を厳選する必要はありそうです。
口臭・体臭予防
口臭・体臭の原因の一つに、腸内環境の乱れからくるものがあります。
腸内環境が乱れ便秘になることで腸内に有害物質がたまるのですが、それが血液に乗って肺や毛根にまで到達。その後息として口から悪臭を放つ原因と言われています。
腸内環境を整えてくれるヨーグルトで口臭・体臭を軽減してくれます。
市販ヨーグルトの選び方と注意点
市販のヨーグルトは犬にあげても問題はありません。
ただし選ぶ際に気を付けるべきポイントが4つあります。
市販のヨーグルトには種類によってさまざまな効能のある菌が含まれています。
思っている以上に菌の種類が多くてびっくりすると思いますが、愛犬に合ったヨーグルトを選んであげましょうね。
メーカー | |||||||
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商品名 | プレーンヨーグルト | ヨーグルト | プレーン | プレーンヨーグルト | 免疫ケアヨーグルト | プレーン | |
使用されている主な菌 | ★ビフィズス菌BB536 | ★ガセリ菌SP株 ★ビフィズス菌SP株 | ★LB81乳酸菌 | ★ブルガリクス菌 サーモフィラス菌 | ★ビフィズス菌BifiX | ★プラズマ乳酸菌 | ★クレモリス菌FC株 |
ヨーグルトの特徴 菌の効果 | 🌟ビフィズス菌BB536 ・整腸作用 ・O157感染予防 ・抗アレルギー作用 | 🌟ガセリ菌SP株 ・脂肪の吸収を抑える 🌟ビフィズス菌SP株 ・整腸作用 ・免疫力強化 ・ストレス軽減 | 🌟LB81乳酸菌 ・腸管バリア機能を高める ・皮膚機能の改善 ・美肌効果 | 🌟ブルガリクス菌 ・整腸作用 ・便通良い 🌟サーモフィラス菌 ・ブルガリクス菌の 生育サポート | 🌟ビフィズス菌BifiX ・腸内ビフィズス菌の増加 ・腸内環境の改善 ・内臓脂肪低減効果 | 🌟プラズマ乳酸菌 ・免疫機能の維持 ・免疫細胞の活性化 | 🌟クレモリス菌FC株 ・抗炎症作用 ・整腸作用 ・免疫機能を高める |
キシリトールが入っていない製品
キシリトールを犬が摂取すると低血糖に陥り、肝機能の低下・嘔吐の症状がでると言われています。
実際に症状が出て緊急受診をした報告があるようで、かなり注意が必要です。
インスリン分泌が増え濃度が上昇、結果低血糖に陥ってしまうのです。
引用元:動物医療センター白金台 症例報告
砂糖入りはNG。必ずプレーンヨーグルトを選ぼう
犬に砂糖入りのヨーグルトはNGです!必ずプレーンヨーグルトを選びましょう。
ここで注意してほしいのが、「プレーンヨーグルト」と書かれていても、糖質が入っている場合があります。
例えば、ヤクルトから出ている”ソフール”はプレーンヨーグルトとパッケージには確かに記載があるのですが、原材料を確認すると「砂糖」と記載がありました。
プレーンではなく、「砂糖不使用」のほうがパッケージの判断としては良いかもしれませんが、最終的には原材料を見て判断するようにしてください。
引用元:ヤクルト ソフールプレーン
太り気味の犬には低脂肪・無脂肪を選ぶ
一番最初にヨーグルトの成分について触れましたが、ヨーグルトは脂質も含む食材です。
健康体のわんちゃんはプレーンヨーグルトを食べても問題はないのですが、過剰に取りすぎると肥満の原因になります。
太り気味のわんちゃんや、減量中のわんちゃんには「低脂肪ヨーグルト」や「無脂肪ヨーグルト」を選ぶことをオススメします!
含まれる菌の種類で効果も違う!?
整腸作用のある菌が多く含まれることで有名なヨーグルトですが、商品によって他にも多くの菌を含んでいる商品が多数存在します。
代表的なヨーグルトに含まれる菌はこちら!
ざっと紹介してもこれだけの菌が様々な商品に含まれています。
愛犬の健康のサポート的な役割として、効能で選んでみるのも良いでしょう。
ロイテリ菌ヨーグルトはNGだけど、犬用サプリはある!
ロイテリ菌ヨーグルト、こちらにはキシリトールがしっかりと入っていました。。
これでは犬に与えられませんね。
ですが、このロイテリは犬用サプリメントが出ているので、気になる方は要チェックです!
引用元:ロイテリ公式ストア
ヨーグルトを与える際の注意点
腎臓疾患の犬には不向き
ヨーグルトにはいい面もたくさんありますが、腎臓疾患を患っているわんちゃんには注意が必要です。必ず獣医師に確認をしてから与えるようにしてください。
というのも、ヨーグルトには「リン」が多く含まれている食材だからです。
リンは必要な栄養素の一つではありますが、腎臓機能が低下しているわんちゃんは、尿中への排出が低下し、血中のリンが増えてしまいます。
体内でリンを減らす信号が出たときに、一緒にカルシウムも減らすように体内指示が出てしまいます。その結果、骨が弱くなったりと健康被害が出る可能性があります。
アレルギーや乳糖不耐症の可能性
乳製品のアレルギーがあるわんちゃんには十分注意が必要です。
特に牛乳を飲んで下痢をしたことがある犬は同じような症状が出ることがあります。
というのも、牛乳やヨーグルトには「乳糖(別名:ラクトース)」という糖質が含まれています。
この「乳糖」を分解してくれる消化酵素を「ラクターゼ」と呼びますが、ラクターゼの活性が低く、消化がうまくできない際に下痢が生じる場合があるのです。
この症状がでてしまう体質を「乳糖不耐症」と呼びます。
乳糖不耐症は個体によって違う
母犬の母乳には乳糖が多く含まれていて、子犬のころにはラクターゼの働きが活発で下痢を起こす犬は少ないとされていますが、成犬になるにつれ、このラクターゼの働きが弱まるとされています。
ですが、犬それぞれラクターゼの活性具合は違うため、一概に「乳糖はダメ!」というものではありません。
犬の体型や年齢によっても大きく差が出るものなので、少量ずつ試してみるのが良いでしょう。
乳酸菌は乳糖不耐症が出にくいって本当?
実は乳酸菌は製造の過程で乳糖が分解されるているので、牛乳よりも症状がでにくいとされているのも特徴です。
引用元:ヤクルト健康管理ラボ
牛乳がダメでもヨーグルトは大丈夫だった!というわんちゃんもいるようですので、ヨーグルトを与えることも検討してみてもいいかもしれません。
与えるタイミングと1日に与える量は?
与えるタイミングは食後・夜がベスト
空腹だと乳酸菌が死んでしまう
乳酸菌は胃酸で死んでしまうほど弱いので、食後は胃酸のpH値が中性になっている状態です。胃酸の刺激が弱まっている状態が生きた乳酸菌やビフィズス菌が腸に到達しやすくなる、ベストタイミング!
1日にヨーグルトを与える量は?
基本的に主食以外の摂取カロリーは、1日の摂取カロリーの10%以内にとどめるのがベストと言われています。
ただしあげすぎは下痢を起こしたりする可能性もありますので、少量から様子を見てあげてくださいね。
わんちゃんの体重別にヨーグルトを与えて良い量を確認しましょう!
体重 | 1.5kg | 2kg | 2.5kg | 3kg | 3.5kg | 4kg | 4.5kg | 5kg | 5.5kg | 6kg | 6.5kg | 7kg | 7.5kg | 8kg | 9kg | 10kg | 12kg | 14kg | 16kg | 18kg | 20kg | 25kg | 30kg |
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必要なカロリーの10%/日 | 13.3kcal | 16.5kcal | 19.5kcal | 22.3kcal | 25.1kcal | 27.7kcal | 30.3kcal | 32.8kcal | 35.2kcal | 37.6kcal | 39.9kcal | 42.2kcal | 44.4kcal | 46.6kcal | 50.9kcal | 55.1kcal | 63.2kcal | 70.9kcal | 78.4kcal | 85.6kcal | 92.7kcal | 109.6kcal | 125.6kcal |
1日のヨーグルト摂取OK量 | 24g | 29g | 35g | 40g | 45g | 49g | 54g | 59g | 63g | 67g | 71g | 75g | 79g | 83g | 91g | 98g | 112g | 126g | 140g | 153g | 165g | 195g | 224g |
スプーン何杯/日 | ティースプーン 約5杯 | ティースプーン 約6杯 | ティースプーン 約7杯 | ティースプーン 約8杯 | ティースプーン 約9杯 | ティースプーン 約10杯 | カレースプーン 約3.5杯 | カレースプーン 約4杯 | カレースプーン 約4.2杯 | カレースプーン 約4.5杯 | カレースプーン 約4.7杯 | カレースプーン 約5杯 | カレースプーン 約5.3杯 | カレースプーン 約5.5杯 | カレースプーン 約6杯 | カレースプーン 約6.5杯 | カレースプーン 約7.5杯 | カレースプーン 約8.5杯 | カレースプーン 約9.3杯 | カレースプーン 約10.2杯 | カレースプーン 約11杯 | カレースプーン 約13杯 | カレースプーン 15杯 |
※ヨーグルトのカロリーは56kcalで計算
※成犬・避妊去勢済のわんちゃん、活動係数1.4で計算
※ティースプーン=約5g、カレースプーン=約15g
※主食以外にヨーグルトのみを与えた場合
ヨーグルトのカロリーは文部科学省の食品成分に基づいて56kcalにて計算していますが、実際に与えるヨーグルトのパッケージに書かれているカロリーにて計算してくださいね!
その他にもおやつを与えている場合は、さらに少なめの量に調整してください。与えすぎると肥満の原因になりますので、ご注意を!
もっと詳しく自分で計算したいよ!という方は、下記記事で自分の愛犬の1日の摂取カロリーを計算することをオススメします!
手作りおやつ・食材の組み合わせ
ヨーグルトと食材の整腸効果UPの組み合わせ
はちみつ
オリゴ糖は善玉菌の働きを活性化させてくれる効果があります。
はちみつにはオリゴ糖が多く含まれている食材の一つです。
あげすぎは肥満の原因になるので注意が必要ですが、数滴たらしてあげるのがオススメ。
バナナ
こちらもオリゴ糖を多く含んでいます。また、ヨーグルトには食物繊維が含まれていませんが、バナナには善玉菌のエサとなる水溶性・不溶性の食物繊維をどちらも含んでおり、整腸作用を高めてくれます。
こちらもカロリーがかなり高い果物ですので、あげすぎには要注意です。
ヨーグルトムース
愛犬にはおいしく楽しくヨーグルトを味わってほしいですよね!
ただヨーグルトを与えるだけではなく、少しアレンジして一緒におやつタイムを楽しむのも良いコミュニケーションになるかと思いましたので、こちらのレシピをご紹介します!
寒天もわんちゃんが食べられるので、安心してあげることができますよ。
わたしも愛犬に早速作ってみました!
スイーツ作りはほとんどしない私でも、5分程度でかなり簡単に作れました。
冷蔵庫で固めるのもおそらく10分くらいだと思うので、あっという間にできて良かった!
愛犬の反応はというと、完食!笑
もともとヨーグルトは好きな子で、レンジで作ったベリーのジャムもペロリ。
そうとう満足してくれたようで、飼い主もうれしい限りですね。
飼い主のくまこも頂きましたが、けっこうふわっとしてておいしかった!
思ったより酸味も少なくて食べやすかったですよ~
継続して摂取することが一番重要
実はこれが一番重要で、継続は力なり!という言葉がありますが、ヨーグルトの摂取は本当にこの言葉そのもの。
というのも、乳酸菌やビフィズス菌は腸内に一定時間はいるものの、棲みついて定着することはないと言われています。
そのため一度にたくさんの量を与えるのではなく、毎日少量を継続する必要があります。
愛犬にヨーグルトを与える際のチェックポイント
獣医師への相談と健康チェック
ヨーグルトは健康なわんちゃんにとってはとても体に良い食材であることは、わかったのではないでしょうか。
ですが腎臓病を患っているわんちゃんは、獣医師への確認が必須となるでしょう。
というのも、ヨーグルトには「リン」「カリウム」「たんぱく質」が含まれていますが、腎臓疾患の犬がどれも摂取制限が必要な栄養素なのです。
そのため与える際は、ヨーグルトを与えても問題ないか、与えるのであればどの程度ならOKかを事前に確認しておきましょう。
保存方法と賞味期限の管理
ヨーグルトの賞味期限は2週間と言われています。(※〇)
賞味期限が切れてもすぐに腐るというわけではありませんが、早めに食べきることを心がけましょう。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が開封後も発酵を続けるため、日にちが経つほど酸味が増してしまいます。
特に犬は酸味=腐敗物の認識があるため酸味を嫌う傾向にあり、わんちゃんによっては開封後数日たったヨーグルトは食べてくれないということも考えられますので、注意が必要です!
保存に最適な温度は0~10℃
ヨーグルトは暖かい場所に置いておくと乳酸菌の活動が活発になり、発酵してしまいます。
発酵が進むと酸味が強くでてきてわんちゃんも食べにくい!と先述しました。
通常の冷蔵庫内での保管で問題はないようです。
さらに最適なのが、乳酸菌が活動を休止する温度、~0℃。
ただし冷凍はあまりよくないようですので、チルドルームや氷温室での保管もおすすめです。
犬のヨーグルトに関するよくある疑問
犬は毎日ヨーグルトを食べても大丈夫?
毎日食べることに問題はありません。
ただし、ヨーグルトにも脂質やたんぱく質が含まれていますので、食べすぎは肥満の原因になります。
さらに乳酸菌はおなかの中に定着しないと言われていますので、一度にたくさん与えるのではなく、毎日少量を与えることをおすすめします!
犬に与えるタイミングは食前か食後か
犬にあげるならベストタイミングは夜と先述しましたが、実は朝あげた際には別の効果が期待できます。
それぞれ愛犬に合ったタイミングであげるのがベストでしょう。
ヨーグルトの乳清(ホエー/ホエイ)は犬にあげていいの?
わんちゃんが摂取しても問題ありません。
何なら、意外と栄養が詰まっているとも言えます!
水溶性たんぱく質が多く含まれており、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
特にこのホエイに含まれるたんぱく質は吸収速度が速く、アミノ酸として吸収される傾向にあります。
運動後の筋肉の補修にも効果を発揮してくれるので、人間のプロテインとしても親しまれているようです。
カゼインも取って大丈夫!
余談ですが、ガセインはヨーグルトを水切りした際に出てくる固形物に含まれています。
こちらも必須アミノ酸を含んでいてかなり有能。
吸収時間は遅めですが、持続的にアミノ酸を供給してくれます。またカゼインが分解されるときに発生する「カゼインホスホペプチド」がカルシウムの吸収を助けたり、抗体生成を抑制する働きもあるので過剰なアレルギー反応も抑える効果を期待できます。
まとめ
犬とヨーグルトの知識が深まったのではないでしょうか?
それでは今回の内容を振り返ってみます!
- 犬にヨーグルトを与えて問題なく、様々な効果が期待できる
・整腸効果
・免疫力の向上
・涙やけにアプローチ - 市販のヨーグルトを選ぶ際のポイント
・無糖・プレーンヨーグルトを選ぶ
・キシリトール入りはNG
・ヨーグルトの種類で菌の効果も様々。愛犬に合ったものを選ぼう! - ヨーグルトを与えるときの注意点
・1日の必要カロリーの10%にとどめよう
・腎臓疾患を持っているわんちゃんは獣医師に相談 - 与えるタイミングで期待効果は違う
・食前:カルシウムの吸収強化、肥満予防
・食後:整腸効果をUP - ヨーグルトは毎日あげていいの?
何なら毎日少量ずつあげたほうが効果的!
⇒乳酸菌やビフィズス菌は腸内に定着できない
いかがでしたか?盛りだくさんの内容をお届けしたので、振り返りでそうだった!と思いだしたこともたくさんあったのでは?
すべてを覚える必要はありません!「あれ?どうっだたかな?」と思ったときにまた繰り返し見て愛犬の健康維持に役立つ知識を深めていってもらえたらと思います!